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一般道において右車線は追い越し車線なのか?右側の方が流れが速いという実態。

片側2車線ある道路においては、基本的に右側が追い越しレーン、左側が走行レーンとされています。3車線以上ある場合は中央レーンは走行レーン、一番右側のレーンが追い越しレーンとされています。ただし、これは高速道路においてのみであり一般道には当てはまりません。

厳密に言えば一般道で右側をゆっくり走っていても違法ではありません。取り締まられることもないでしょう。しかし、車にはキープレフトという原則があり、右折や追い越し、その他事情がなければ基本は左側を走るルールがあります。これは自動車学校でも教わります。まあ、これが現状の交通事情にあっているかどうかは別として、実態では左側よりも右側の方が車の流れが速いことが多く、一般道においても暗黙の了解で右側は速い車のためのレーンとされていることが多いです。これは、特に一般道路でも高規格道路とされる高速道路とほぼ同じ規格で作られているバイパス道路や、トラックが多く走る幹線道路で顕著な傾向にあります。

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愛知県の国道23号バイパス。トラックの交通量が多いこの道路は、高速道路と同じ全線立体交差なため、多くの車が高速道路と同じような走り方をします。

右車線をゆっくり走ると煽られる現実
一般的な傾向として、左車線よりも右車線をゆっくり走るとほかの速い車に煽られやすい傾向があります。たとえば、車の流れが60キロなのに、右側を我が物顔で50キロで走っていれば、多くの車に反感を買い煽られるでしょう。
上記の国道23号のような道路では、左車線は60キロですが右車線はそれ以上の速度で流れています。そこを60キロで走っても残念ながら煽られます。右側はおおよそ70-80キロの流れになっているからです。

もっとも、高速道路に比べるとその傾向は強くありません。高速道路の場合は、追い越し車線を走り続けると取締りの対象になりますから、すぐに走行車線に戻る必要がありますが、一般道の場合は右側レーンの車の流れを乱さない限りは、すぐに左車線に戻らなければならないほど切迫した状況でもないからです。

右車線をゆっくり走ることによる弊害
右車線をゆっくり走り、かつ流れに乗らない、道を譲らないとどのような弊害が起こるのか?考えてみます。まず、周りの車の流れを乱す原因になり車の流れが滞ります。それによって、右車線に不自然に車が詰まる形になります。また、ドライバーもストレスがかかります。

ここで怖いのは一部のドライバーが遅い車にしびれを切らして左車線から追い越したり、煽り運転を行うことです。厳密には煽り運転も、左からの追い越しも危険な運転行為なのですが、右車線の車の流れが遅いあまりに、そのような行動をしてしまうのです。


右車線に遅い車がいることによる危険な運転(具体例)

まあ、このような運転をする車にも否があるわけですけど、それを誘発させた車にも否があります。上記のような運転は少なくとも、比較的キープレフトが守られている道路では起こりにくい現象です。つまり何が言いたいかといえば、右側をゆっくり走ると、煽り運転を受けやすく、かつ左車線から追い越すような危険な状況ができやすいということです。

片側2車線道路の走り方
ここまでの情報をまとめると、右車線をゆっくり走るとキープレフトの原則に反し、取締こそ受けないものの車の流れを乱し、煽り運転や左車線からの追い越しを誘発しやすくなります。これは一般道の場合で高速道路ではこれに加えて取締りのリスクを伴います。

では、一般道においてどのように走行すれば良いのでしょうか?

1.何か事情がない限り、キープレフトの原則を守るようにする。
まず、その先の交差点で右折する、その先で左車線が減少する、左車線に路駐している車が多く左側を走ることが難しい、もしくは左車線が別の路線へ分岐するような場合を除き、基本は左車線を走ることに徹するべきでしょう。特に自分がスピードを出さない、ゆっくり走る人であればそれを徹底すべきです。もし、自分がよく煽られるという人がいたら、左車線を走るようにしたら良いと思います。そうすれば、煽られる回数は減り自分のペースで走りやすくなります。

2.右側を常に走り続ける場合は、車の流れに沿って走る。
右側を走り続けることがいけないわけではないので、右車線を走り続けることは可能です。その場合、周囲の車の流れに合わせて走る必要があります。自分のペースで走っていけません。ただし、後ろの車がなんとなく先に行きたいような感じだったら、適当なスペースを見つけて左車線へ車線変更し、後続がいなくなったら右車線に戻るのが良いでしょう。

車線変更をするのが怖いからずっと同じ車線を走り続けるという考え方
右側を走り続ける人の理由として、いずれ右折するからもしくは車線が減少するから、もしくは車線変更が怖いからという人がいます。右折や車線減少の場合、1キロぐらい先の話なら良いのですが、数キロ、数十キロ先にも関わらず、同じレーンを低速で走り続ける人がいます。確かに、車線変更で入れてくれない車が多い実情を考えるとそういう運転になるのも仕方がない気がします。しかし、これは自分本位でキープレフトの考えから大きく遺脱している運転です。
また、前述したように危険な運転を誘発させる原因にもなります。そもそも車線変更が怖い、嫌だというのは運転をするのに論外で、それなら運転はしないほうがよいです。言うならばバック駐車が苦手で出来ないから狭い駐車場に止められないようなものです。

車線変更はそれほど難しい技術ではありません。ある程度回数をこなせばできるようになりますし、それに公道を運転する以上、車線変更は絶対に必要になります。

右折する交差点に近くになったら右車線に移る。
理想的な運転としては、右折するもしくは車線が減少する手前で車線変更をし、それ以外の時は左車線を走り続けるのが望ましいです。

手前の具体的な目安としては1km~2km手前から車線変更をするようにすればよいでしょう。なぜかというと、交差点のすぐ手前では車線変更ができないことがあるのですが、それくらい手前からであれば、殆どの場合、車線変更できる機会があるからです。

距離が短い場合は、隣の車線をミラーで確認して空いているスペースを見つけてそこに入るようにすればよいです。右車線へ移れなかった場合は、どこかのタイミングでUターンする(右折の時)など、あらかじめ車線が移れなかった時のことも考えておく必要があるでしょう。

まとめ
以上をまとめると、片側2車線以上の一般道においては、追い越しレーンではないため、右側を走り続けてもなんら問題はありません。しかし、右車線を走り続けると、自分より速い車から煽り運転を受けやすく、左車線から抜かれる危険があること、また多くの道路では左車線より右車線の方が車の流れが速い傾向に有るため、特に何か問題がない限りは左車線を走るようにした方が良いというのが私の考えです。また、車線変更はできるようにしておく必要があります。
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[C30] 神奈川県での右車線は注意が必要。

神奈川県では全ての交差点ではないが、右側にいると右折する車に引っかかる傾向があります。
最も、神奈川県では転回できる場所が少ないのが原因ですが、それ以前に右折分離信号が他県より多い気がします。
その右折分離式信号が右折レーンで渋滞を引き起こし、追突時事故を誘発しているように思えます。
神奈川県は多摩地区や千葉よりはましだが23区東部や埼玉に比べると明らかに運転マナーが悪いなと思います。

[C31] Re: 神奈川県での右車線は注意が必要。

神奈川は全体的に道が狭いので右折レーンが設けられない箇所が多かったのでしょう。このような傾向は大阪府もそうです。国道129号とかはそうでもありませんでしたが、横浜市内や川崎など、より都市部に行くとひどそうな感じですね。
  • 2017-01-10 17:10
  • hiro1100
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プロフィール

hiro1100

Author:hiro1100
Hiro 1100
ドライブ、旅行好きの30代。
道路、運転マナー、海外の道路事情について、自分の思うこと、経験に基づくことを書きます。

2005年に原付で公道デビューし、2009年に4輪デビュー。2014年にオーストラリアへ渡航し、海外ドライブ開始。日本と海外を行き来しながら、生活を始める。
バイク、車で走った距離はおそらく10万キロ以上。1回も交通事故を起こしていないのは自分の自慢です。

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