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煽り運転について;その特徴と対策について考える。

煽り運転とは、車間距離を詰めて追い回す、道を譲るように強要するといった嫌がらせ行為の一つです。ドライバーの方なら誰しも経験があると思いますが、後ろからのプレッシャーで安全な運転ができなくなったり不快な気分にさせられたりと、非常に迷惑な行為です。

車を運転する上で、もっともやってはならない行為であり、悪質な運転行為の一つです。煽り運転は、3ヶ月以下の懲役あるいは、5万円の罰金が課せられます。

しかし、実際は取締りをすることは少なく、(そもそも取り締まりが不可能?)仮に検挙されても、安全運転義務違反、車間距離不保持などの軽い反則行為になるだけの場合がほとんどです。日本には、遅い車や小さい車などに対して煽り運転を行う車がたくさんいます。悪質な運転行為にあるにもかかわらず、それに対する対策が不十分で、野ざらしにされているのが現状です。煽り運転が日常化していると、車を運転するのも嫌になりますね。

今回はこの煽り運転について、その特徴について具体的に書いていこうと思います。

煽り運転のタイプ


煽り運転はいくつかのタイプがあります。箇条書きであげると・・・。

・低速走行や、右車線を低速で走ってる車に対して煽るタイプ。

・先にいかせろ的な意味合いで煽るタイプ。

・完全な嫌がらせとして煽るタイプ。

・車間距離を詰める行為そのものが日常化しているタイプ。

・バイク等に対する、交通差別的な煽りタイプ。

・ストレスを晴らすためにやるタイプ


おおまかにわけるとこの6つです。地域性などにもよりますが、実際はいやがらせ的なものより、はじめの2つです。
低速車に対する煽り運転や、先にいかせろ的な煽り運転が多いです。日本の道路は1車線の道路が多く、遅い車も速い車も
同じように走らなければならないところが多いです。そのため、双方が干渉しやすく煽られやすい環境があります。


嫌がらせで煽る車の一例。これは自分の前に割り込まれたことに腹が立って煽っていると思われます。

遅い車に対する煽り


道路には流れがあります。遅い車というのはたいていこの流れに乗れてない車が多く、車の流れを理解していないと煽られやすいです。

50kなら50k、60kなら60k。今走っている道がどのくらいの流れで流れているか?を考えなら走るのが重要で
周りの車の流れに乗ることは、煽り運転を回避することにもなります。

ただし、中には流れに乗れない人もいます。シルバーマークの老人であったり、若葉マークのドライバーであったり…、原付であったり…。そういうドライバーに対して「流れに乗れ!」というのはひどいかもしれません。流れに乗れない車は、後ろの車に道を譲るのが基本です。

流れに乗れない車を煽る車は、たいてい煽りたくて煽ってるわけじゃないです。「煽りたくないけど、あんたが遅くて自然と車間距離が狭くなってしまう」ということが多いです。故意に煽ってくる人もいますが、どちらにせよ、後ろにぴったりつかれた状態で我慢しながら走るのは煽られる側も煽る側も危険ですし、ストレスがたまります。ですから、路肩の広いところで避けて先にいかせればその車の煽りを回避することができます。

道を譲るのは、法律にも書いてあること。

自分より速い車が後続にきた場合に道を譲るのは前の車の義務です。ですから、譲らないで、ずっと走り続けて煽られたというのは、煽られる車にも原因があるのです。

しかし、遅い車はどこでも道を譲らなければならないのか?ということになりますが、上記のように
路肩に避けて道を譲る状況が発生するのは、郊外の交通量の少ない道路です。町の中は交通量が多く、そもそも流れが遅いですから、極端に遅い車というのはあまりいません。仮にいたとしても、少し先で左折や右折したり、周辺の店舗をさがしていたり、歩行者に気を使っていたり、なにか理由があって遅い車がほとんどです。そこで遅い車を煽るというのはナンセンスです。

Outofcity.jpg
車が1台も走っていない郊外の道路。ここで後続から速い車が来たら道を譲った方が良いです。

煽られやすい場所


右車線での煽り運転


高速道路では追い越しを終えたら走行車線に戻る必要があるため、ずっと追い越し車線を走っていると煽られます。一方で、一般道では走行車線に戻る義務はないものの、右車線の方が速い車が多い傾向にあります。トラックなど職業ドライバーが多い道路や高規格道路など、高速道路と特徴が似ている道路では特にその傾向が強いです。そのため、全体の車の流れに対して明らかに遅い速度で右車線を走ると、煽られる確率が段違いに高くなります。
route4bypass in fukushima
高規格道路の例。福島県の国道4号福島南バイパス、道の駅安達周辺。このあたりは信号がなく、ほかの道路とはすべて立体交差になっているため、高速道路と似たような構造になっています。このような道路では右側が追い越し車線、左側が走行車線のような状況を作りやすく、右車線を低速で走っていると煽られます。


左車線での煽り運転


しかし、左車線を走っていれば煽られないか?といえばそうではなく、場合によっては左を走っていた方が煽られやすくなることがあります。

例を挙げると、右車線で前の車を煽る車がいるパターンです。煽っている車は遅いことに腹を立てて左側に車線を切り替えます。そうすると、ほとんどの場合、遅い車を左側から追い越そうとします。

しかし、追い越そうとして前に車がいたりすると、再び右に移るスペースもないのでひたすら前の車を煽る形になってしまいます。左の車は何も悪くないのに右側をゆっくり走っていた車のせいでとばっちりを受けたという形です。


文章ではわかりづらいので動画での具体例を上げます。これは左側から追い越される例ですが、ここで前に車がいて左から追い越しができないと煽られます。


高速道路などのジャンクション内での煽り運転


高速道路のジャンクション内や、インター出口内、もしくはその手前の分岐でも煽られる確率が上がります。この理由として、基本的に分岐は1車線に絞られることが多いため、遅い車も速い車も同じレーンを走らざるを得ない状況になるからです。追い越そうにも、分岐から外れてしまうわけにもいかないので、煽るしかないんですね。
Meishin suita
名神高速道路の吹田JCT。左側から分岐するため、左車線に車が集まりやすい。そこにそれまで追い越し車線を高速で走っていた車が入ってきて車間距離を詰める。

片側1車線の道路


対面通行で追い越しができないような道路では、速い車は遅い車がいても何もできないため、遅い車は煽られることが多いです。さらに1車線の道路を車の流れよりもあきらかに遅い速度で走っていると、煽られやすさは段違いに高くなります。
taimentuukou.jpg
対面通行かつ、スピードが出しやすい道路ほど多くの車が飛ばすため、そこをゆっくり走ると煽られやすい。

対策としては簡単で、極端に遅い速度で走らないこと。また、遅い速度で走るのであれば、後続車が来たら道を譲るようにしたほうが良いでしょう。

時間帯による煽られやすさの違い


ここまで、遅い車や右車線をゆっくり走ってる車に関連して行われることが多いと書いてきました。しかし、それ以外にも煽り運転の要因となるものはあります。

土日・祝日のほうが煽りを受けやすい


まず、曜日と時間帯についてです。一般的に平日よりも休日のほうが煽り運転を受けやすいです。なぜなら休日はサンデードライバーが多いため、そういった人たちの一部が煽り運転を行うからです。

平日よりも車の流れが悪くなりストレスがたまるため、煽り運転を行いやすくなるのもあるでしょう。また、休日の中でも午後から夕方にかけては特にひどくなります。さらに休日の中でも、特に祝日が重なって連休になるとさらにひどくなります。
ゴールデンウィークやシルバーウィーク…。そういった時期は交通量が増え渋滞も多くなりますから、ストレスが余計に溜まるんですね。また普段運転しない人も運転することで、彼らが車間距離のとり方を知らないという点もあります。

一方、平日は、仕事で車を運転する人が多く、運転になれてる人が多いです。また、職業ドライバーは仕事柄運転してるため無茶なことはできません。一部で危険な運転をする人はいるものの、全体的には煽り運転は少なくなります。

平日の夕方と深夜は煽り運転が多い。


平日でも朝と夕方は例外です。どちらも通勤ラッシュで渋滞がひどいこと、特に朝は急ぐ人が多いため、煽り運転に遭遇しやすいです。
commuting time in road
渋滞が多く、一方で勤務時間までに職場に行かなければならない朝の時間帯は、みんなが急いでいるため、余裕のない人が多い。


また夜や深夜の時間帯も煽り運転を受けやすいです。道がすいているため飛ばす車が多いからです。
midnightdrive.jpg
深夜・早朝は交通量がなく、多くの車が制限速度を超えて走っているのが現状です。

以上が煽り運転の特徴です。時間帯による煽り運転は、できる限り煽られやすい時間に運転しないようにするのが一番です。特に必要でなければ車を運転しない、自転車や徒歩にするのが良いでしょう。長くなりましたので次回に続きます。

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コメント

[C129] 自転車促進しているように受け取れるけど。

佐藤さん

自転車は確かに健康には良いけど、貴方の意見だと自動車や公共交通機関はダメで自転車使えみたいな内容に受け取れかねない。
おまけに西欧や北欧美化に走っていて誰もが疑うようなレベルだと思います。

確かに自転車は健康には良いが違法駐輪の取り締まりの厳しさや免許なしの運転から来る交通マナーの悪さ、公共交通機関シフトに反している、鉄道・バス・高速道路を余計に利用しないなど自転車シフトは却って交通マナーを悪くするだけだと思います。

それにランドアバウトならフランスよりフランスを手本としたイランの方が進んでいるし、地下鉄も地下道もイランの方が綺麗で利便性が高い。
交通マナーは自動車はイランの方がやや悪いが二輪や自転車は明らかにフランスの方が悪い。
それに欧州では白人が自動車、自転車を使ってムスリム女性及び子供を意図的に轢き逃げする事件が多発しているし、フランス警察もムスリムならまともに事件として認知しないからね。
西欧ばかり見るのでなくロシアやイランなど欧米から批判されている国を参考にする事も考えた方が良いよ。
佐藤さんは自転車に拘りすぎだし、自転車が違法駐輪の取り締まりから市街地活性化に逆行している事から、歩いて行動出来る街づくりを考えた方が良いですよ。
一度、違法駐輪の多い横浜駅に行って見ると良いと思います。

それと管理人さん、取り敢えず私のこのコメントには返答しなくて大丈夫です。

[C127]

自転車は歩道も通行できるので気持ち的にラクですね。
健康増進にも効果的なので私も自転車を好んで活用しています。
英国名門大学グラスゴー等の医学研究によれば、自動車、徒歩、バスや列車等と比べて、自転車をよく活用している層は、他のどの移動手段の層より健康寿命が長く、実際に長生きできる可能性が非常に高いそうです。これは事故リスクも、癌や合併症等の疾病罹患リスクもすべて含めた計算によるもので、それでも自転車利用者がもっとも長生きできる、という結論でまめられています。
なのでイギリスの首都などでは自動車から通行課税を徴収して自動車乱用を減らし、自転車専用道ネットワーク整備などで自転車利用者を増やす政策を進めているほど。
ノルウェーの首都オスロは更に徹底しており、自家用自動車=マイカーの禁止と、自転車専用道ネットワーク整備などで自転車活用拡大推進を決定済みなほどです。
そうすることにより渋滞も公害も事故も不健康も減り、拠点の分散化による公共コストの非効率化も改善、抑制できる為。
  • 2017-08-03 15:09
  • 佐藤
  • URL
  • 編集

[C33] Re

日曜の渋滞は特に大都市圏へ向かう方面の道路の渋滞はすごいですね。私は静岡ですが、静岡は東京方面を除けば、結構空いています。もっとも、すているゆえに飛ばす車とマナーの悪い車は多くて危険ですが…。

また、平日朝は車や自転車だと車や自転車に煽られる傾向があると思うので>
同意です。東京は鉄道すらもキャパシティオーバーですが、それ以外の都市は混雑していても比較的余裕があります。静岡の場合、郊外から市内へ行く場合路線バスや高速バス、鉄道を使う人が多く、車で行くとなると、運転が大変、マナーが悪いので行かない人が多いです。

[C32] 朝は公共交通機関利用が一番良い。

自分的に危ない時間帯は平日朝と日曜夕方です。
日曜夕方は渋滞の酷さで割愛するが、平日朝は時間的な問題からか何処の国でも煽られやすい傾向があるからです。
また、平日朝は車や自転車だと車や自転車に煽られる傾向があると思うので混雑が酷い首都圏や本数が少ない地方を除けば公共交通機関利用が一番かと。
名古屋、大阪、福岡、札幌、広島、岡山あたりなら首都圏程、混んでいないからです。
これはパリやモスクワ、上海、ベルリンなども同じだと思います。
但し、欧米の地下鉄は汚い点などがあるので注意した方が良いです。

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プロフィール

Yasu1100

Author:Yasu1100
ドライブ、旅行好きの30代。
道路、運転マナー、海外の道路事情について、自分の思うこと、経験に基づくことを書きます。

2005年に原付で公道デビューし、2009年に4輪デビュー。2014年にオーストラリアへ渡航し、海外ドライブ開始。日本と海外を行き来しながら、生活を始める。
バイク、車で走った距離はおそらく10万キロ以上。1回も交通事故を起こしていないのは自分の自慢です。

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