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オークランドの国道1号線動画(倍速) オークランド~ハミルトン

今回は動画の紹介です。
2015年ニュージーランド滞在時に走行した国道1号の動画です。等速で公開していますが、それを倍速にして編集した動画です。倍速動画はここ最近いくつかアップロードしていますが、動画編集の勉強も兼ねて編集、公開しております。

紹介する動画は1号線のうちオークランド(Auckland,NZ最大の都市、人口150万)~ハミルトン(Hamilton,NZ第4の都市、人口25万)までの動画です。この区間は、NZの中でも特に人口の多い地域なので交通量が多いです。まあNZ全体の人口が約400万人なので、それでも、日本の東海道メガロポリスには到底及びませんが、これでもNZ全体の交通量の6割ぐらいの交通量を担っている区間です。




動画から見えてくる海外の道路整備状況と日本との比較
この動画を紹介した目的はこれです。文章で説明してもなかなかイメージでは想像しにくいですが、映像としてみればわかりやすいです。

・幹線道路は高速道路制限速度100k/hで走行が可能。
動画全体を通してほぼ高速道路のような道路を走っています。オークランドでは高速道路で市街地を通過し、途中いくつかの集落を走るもののほんの数分で抜けます。ハミルトンまでは部分的に片側2車線のバイパス道路もあり、かなりハイペースで走行ができます。なお、最終的には動画の区間は全てが片側2車線の高規格道路で構成される予定で、現在出来ていない部分は建設中です。

0:00~4:07
具体的には4:07までは高速道路です。ここで国道2号と分岐し、それ以降はWaikato Expresswayというバイパス道路になります。
ここまでは比較的交通量が多いですが、国道2号を過ぎると少なくなります。それでも1日10.000~20.000台程度の交通量があると考えて良いでしょう。

おおよそ4:07までがオークランド都市圏の走行です。別記事で書きましたが、この道路がオークランド都市圏および中長距離の移動の主要路線となっています。日本で言う国道と高速道路の両方を兼ね備えています。ちなみに無料ですのでお金もかかりません。日本のようにこの路線に並行してさらにバイパス規格の国道が走っていることはありません。

AucklandSH1.jpg
この道路があるおかげで、オークランドの都心から郊外まで30分以内で移動できます。日本の場合、一般道で約1時間くらいでしょうか?

日本の主要国道も高速道路と合わせてこのように整備されれば良かったと思います。高いお金を払って高速道路に乗る必要もないし、高速料金節約で並行する一般道を走る必要もありません。30~40km離れた郊外からも気軽に都心部まで車で移動できます。

さらに、幹線道路を造る場合、この道路1本を整備すればよく、並行する一般道を改良したり並行してバイパスを作って3重構造にする必用もありません。欧米諸国の道路整備はおそらくこれがスタンダードだと思います。

ただし、幹線道路が1本に集約されるため、交通量が多く渋滞が醜い点もあります。動画は平日の日中でしたが、部分的に流れが滞ったりしてますよね?首都圏の高速道路並みの交通量だと思いませんか?ちなみに並行して旧道が走っていますが、そちらは中長距離の移動には向きません。


参考:高速道路に並行する一般道区間の一部。日本ではここを長距離トラックが走る。

左車線が減少する
なお、オークランドの高速道路では左車線がところどころで減少する構造になっています。この点は日本と共通していますが、かといって左車線が使われていないかというとそんなことはありません。日本と違うのは短距離利用が多いため、短い区間でインターを乗り降りする車が多いから、そういう車が左車線を走っています。
Lane end
車線減少Lane Endの標識。

4:07~
これ以降は一般道路のバイパスのような道路になります。今までの区間と何が違うかといえば、制限速度が100k/hですが信号がない交差点が普通にあります。日本ではありえない構造です。

片側2車線でところどころに平面交差があるも、一部では立体交差になっている区間があります。海外ではこの構造が一般です。これ日本であれば間違いなく信号がついたでしょうし、制限速度は60k/hになったでしょう。日本の一般道を改良する際にも、これは大いに参考になります。日本の基準で考えれば100k/hの規制であれば、全線高架で交差点は立体交差にしたほうが良いと思いますが、それ以下の規制速度の場合、この道路のように交差点には左折専用レーン、右折専用レーン、および本線へ入る合流レーンを設け、高速でも安全に走れるように設計すれば高速化が可能です。
Intersection with 100kh
規制速度100キロ区間における平面交差のT字路。

北海道の一般道はこのような形に改良して、規制速度を80k/h~90k/hに設定すれば、高速道路の建設は不要だと思います。



追い越し車線

対面通行の区間でも、ところどころに追い越しレーンが設けられています。追い越しレーンは数キロおきに設置されており、追い越しレーンがなくなってもすぐにまた追い越しレーンが出てくるような状況です。日本の場合、追い越しレーンがなくなると次のICまで10キロ走らないといけないようなことが多いですが、こちらの場合はそういうケースは少ないです。日本の場合は、しばらく追い越しができないので無理にでも追い越そうとする車が多いですが、こちらでは仮に追い越しができなくても、次のレーンで追い越せば良いと思えるので楽です。
Overtaking lane Huntly
対面通行区間の追い越しレーン。


8:39~

ハミルトン市内に入ると規制速度は低くなります。それでも60k/h~80k/hの規制です。一般道でも比較的線形の良い道路は80k/hです。この時点で日本の道路と違います。日本であれば対面通行なので50k/hになるでしょう。規制速度が80k/hの一般道で、さらに信号とラウンドアバウトもあります。
Hamilton80km.jpg
ハミルトン郊外の対面通行の国道は80キロ。これは暫定2車線の高速道路より高い。

途中のHuntryという町でも片側1車線になり制限速度が下がりましたが、それでもよく見ると規制速度は70k/hです。信号もあるし、お店もあるし、住宅地もあり踏切もあります。
City70km.jpg
少し見えにくいですが、規制速度は70キロ。住宅地の国道です。

ここから言えることは、日本の道路においても制限速度70k/hまでは信号があろうが、お店があろうが道幅が広く歩道がちゃんと確保されていれば可能ではないか?バイパスのような道路では信号があったとしても、80k/hまで緩和しても十分問題ないのではないか?ということです。

また、日本であれば信号が設置される交差点も多くがラウンドアバウトです。そのため、日本のように頻繁に信号で止められることはありません。ここから判断しても、いかに日本の道路環境がガラパゴスかということがわかると思います。

日本との共通点、類似点を探すとすれば、対面通行の道路が多い点です。20万都市のハミルトンでさえも多車線で整備されていません。

また、信号のつなぎ自体はあまりよくありません。ただし、信号のつなぎの悪さはあまり問題にはなりません。そもそも信号の数自体が少ないことと、日本と違ってサイクルが不規則な(交差する信号が青になったからといって、こちら側がすぐに青にならない)ため、連動させにくいからです。
あと信号の連動が悪いといっても、わざと赤信号で止めるような連動にはなっていません。交差点まで来たら、たまたま信号が赤だった、でもすぐに青になったという感じです。日本の場合、意図的に信号の連動を悪くして、速度を出せない連動になっています。

オークランドからハミルトンまで約120kmほどの距離ですが、この間信号がある交差点は数える程しかありません。日本の一般道であれば、信号だらけになるでしょう。


まとめ
この動画から言いたことは以下の点です。

・幹線道路はできる限り信号を無くし高速道路で整備したほうが良いこと。
・日本のような高い高速料金は論外。
・日本の一般道でも70k/h~80k/hの規制は十分に可能。
・幹線道路では信号はできる限り設置しない方が良い。設置しても連動を悪くしてはいけないし、仮にスピードを出してほしく無い構造にするならラウンドアバウトを設置したほうが良い。
・規制速度100k/hの一般道も、道路構造を工夫すれば十分に可能。それによって2重に高速道路を建設する必要はない。
・幹線道路は適度に追い越しレーンを設置したほうが良い。

などです。

なお、現在対面通行の区間は片側2車線のバイパス道路として改良工事が行われています。一部は現道改良、市街地などのそれができない部分は新規に建設しています。日本のように一般道に並行して対面通行の高速道路を建設しているのではありません。
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Yasu1100

Author:Yasu1100
ドライブ、旅行好きの30代。
道路、運転マナー、海外の道路事情について、自分の思うこと、経験に基づくことを書きます。

2005年に原付で公道デビューし、2009年に4輪デビュー。2014年にオーストラリアへ渡航し、海外ドライブ開始。日本と海外を行き来しながら、生活を始める。
バイク、車で走った距離はおそらく10万キロ以上。1回も交通事故を起こしていないのは自分の自慢です。

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